音楽を中心にしたとか日記

音楽とかオーディオとか様々とか気になったもの全般

読書

カフカ「城」

カフカの「城」読了。いやー面白かった。説明しづらい面白さで更には未完という作品ですが間違いなく文学史に残る傑作です。 村上春樹が強い影響を受けてるのがよくわかりました。カフカ好きだというのは聞いたことがあったんですが予想以上にカフカっぽさが…

タルコフスキー作品を観終わる

映画「鏡」を観ました。これでタルコフスキー監督作品コンプリート(短編の処女作は除いて)。いやー濃厚な時間を堪能したなー。ジャンルは違えども、ドストエフスキー、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、そしてタルコフスキー。みんな尋常じゃないオ…

「虞美人草」備忘録

夏目漱石「虞美人草」備忘録 死 は 万事 の 終 で ある。 また 万事 の 始め で ある。 時 を 積ん で 日 と なす とも、 日 を 積ん で 月 と なす とも、 月 を 積ん で 年 と なす とも、 詮 ずる に すべて を 積ん で 墓 と なす に 過ぎ ぬ。 「人間 …

読み返し

7年ほど前に読んだ本をいま読み直しています。 今読むと腑に落ちることばかりなのにビックリ。当時は理解した気がしてたんですが、実際は理解も経験も足りなかったんだなということがよくわかりました。今回読み返してみると、実感として理解できるのが嬉し…

小林秀雄「モオツァルト」備忘録

小林秀雄の「モオツァルト」を読みました。凄い。以下備忘録。 「音を正当に語るものは音しかないという真理はもはや単純すぎて(実は深すぎるのだが)人々を立ち止まらせる力がない。音楽さえもう沈黙を表現するのに失敗している今日、他の芸術が何を言おう…

気を落とすなシャイロック

シェイクスピア「ハムレット」「ヴェニスの商人」読了 どちらも面白かったですが、「ヴェニスの商人」は読んでいていくつか引っかかる点が。アントーニオ の裁判で大活躍する美人で才女で大金持ちのポーニャがどう考えても性格が悪い(笑)相当に高慢で身勝…

シェイクスピア「マクベス」読了

シェイクスピア「マクベス」読了 「マクベス」はシェイクスピア作品の中でも一番短いらしいのであっという間に読み終えてしまいました。面白かった(^^) 考えてみると戯曲って実際の上演時間(2~3時間)より読んだほうが絶対早いので、本腰入れて読めばど…

「リア王」読了

シェイクスピア「リア王」読了。 短いからあっというまですね。面白かった。 脚本なので基本台詞なんですが、そうなると登場人物の名前がある程度頭に入ってないと読んでいて何が何やらわからなくなることが判明しました(笑) あと面白かったのが罵倒の言葉…

夏目漱石「吾輩は猫である」読了

夏目漱石「吾輩は猫である」読了。 長編はほぼ読んだので漱石漬けの日々も一旦おしまい。充実した時間を過ごせて愉しかったです。 ドストエフスキー、夏目漱石と来て次はどの作家にしょうかと迷ったんですが、確実に当たりを引くためにシェイクスピアをチョ…

夏目漱石「それから」

夏目漱石「それから」読了。 静かな展開と主人公の(分からないではないんだけど)偏向した考え方で、途中までは「ちょっと微妙かな?」と思いながら読んでたんですが、後半から激しい展開になってそこからは一気。漱石が書くと「恋愛小説」もここまで凄まじ…

「三四郎」と「姿三四郎」は無関係w

夏目漱石「三四郎」読了 三四郎というと姿三四郎が思い浮かんでてそんな風なキャラクターなのかと思ってたら全然違いました(笑)。漱石の登場人物は世間とは違うところで生きていたり、生きたいと思ってたりなのが共感してしまいます。「三四郎」「それから…

夏目漱石「虞美人草」

夏目漱石「虞美人草」読了最高です。色んな意味で一生もの。以下、終わり近くから引用 「死を忘るるものは贅沢になる。一浮も生中である。一沈も生中である。一挙手も一投足もことごとく生中にあるが故に、いかに踊るも、いかに狂うも、いかにふざけるも、大…

漱石とグールド-8人の草枕変奏曲

漱石先生と同時進行でこれも読んでいます 「漱石とグールド-8人の草枕変奏曲-」横田庄一郎編 以前ここにも書きましたがピアニストのグレン・グールドは夏目漱石の「草枕」を愛読していたそうです。この本のなかに出てくるエピソードを読んでも相当この小説…

夏目漱石「こころ」

夏目漱石「こころ」読了。「草枕」と違って物語をどう捉えるか、登場人物の「先生」の長い手紙からなにを感じるのかという話なのでコンパクトに感想をまとめるのは難しい。というか人それぞれの読み方があるのかな。なんにしてもこれも凄い小説でした。次は…

解説を読みながら聴く「ゴールドベルク変奏曲」

「坊っちゃん」を読み終わって次はこの本を 「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」イリーナ・メジューエワ著 著者は日本を本拠地に演奏活動するロシア人ピアニスト。この方のモーツァルト曲を一時期愛聴していました。端正で品のよい演奏でとても気に入っ…

夏目漱石「坊っちゃん」

夏目漱石「坊っちゃん」読了。 読みだしたら止まらなくなりました。面白かった(^^) 主人公と清の関係性が良いですねー

もっと勉強しておけばというよくある後悔

漱石先生「草枕」にアンダーラインを引いた部分を拾い読み中 崇高な文章だらけで圧倒される というか「崇高な文章」という形容が自分が受けた感覚と全然随分違う! この脳内の感触を適切に言葉で表現できない学のなさが恨めしい(笑)

草枕!!

夏目漱石「草枕」読了しました。 今年はドストエフスキーにハマりどの長編も、今まで読んだ小説の中で一番凄い!と感じる興奮の日々をおくりましたが「草枕」も負けてないです。日本の小説のなかではたぶんいちばん感銘を受けた小説ですね(^^) 文章も内容も…

草枕に学ぶ

現在進行中の読書は漱石先生の「草枕」 「おのれの感じ、そのものを、おのが前に据えつけて、その感じから一歩退いて有体に落ち着いて、他人らしくこれを検査する余地さえ作ればいいのである」 「ちょっと腹がたったと仮定する。腹が立ったところをすぐ十七…

「世界の指揮者」吉田秀和

吉田秀和2冊め読了 「世界の指揮者」吉田秀和(1973) 非常に面白かったです。タイトル通り世界の大指揮者(現在ほぼ全員故人)の紹介本なんですが、なんといっても著者の吉田秀和さんがフルトヴェングラーやワルター、クナッパーツブッシュといった往…

吉田秀和著「名曲300選」

吉田秀和の「名曲300選」読了。かなり昔に出た本ですが面白かったです。勉強になりました。 あとがきのなかの印象的だった文章を引用。 「レコードは、あくまでも、音楽会の代用ではない。そこで鳴らされるものは、絶対に音楽会のようにゆかないのだが、…

クラシック本

いろいろ買ってみました。 今は吉田秀和の「名曲300選」を読んでいます。 文章の格調が高い(^^)

運命と裏打ち

西洋音楽史を読んだ後、別のクラシックに関する新書を読み始めたんですがちょっと僕には合わなくて途中で読むのをやめてしまいました。 でもその本の中で一つ興味深い指摘が。 ベートーヴェンの「運命」のあの有名な冒頭の「ジャジャジャジャーン」ですが、…

「西洋音楽史―「クラシック」の黄昏」岡田 暁生

「西洋音楽史―「クラシック」の黄昏」岡田 暁生( 2005) 読了しました。いやー無茶苦茶面白かった(^^)。 クラシック(西洋芸術音楽)の歴史がコンパクトにわかる新書なんですが、どういう変遷でクラシックが変わっていったのかがよくわかって非常にためにな…

村上春樹氏のオーディオ

「Casa BRUTUS特別編集 音のいい部屋」という雑誌に村上春樹さんのオーディオ部屋&インタビューがのっています。 買ったわけではなく、Amazonの「なか見!検索」というので見てみました(それで村上さんの記事は読める)。 スピーカーは旧いJBLを使ってるの…

「賭博者」ドストエフスキー

ドストエフスキーの「賭博者」読了しました。 ドストエフスキー作品のなかではあまり知られてない小説ですが(僕は知らなかったです)いつもどおり文句なく面白いです。 タイトル通りギャンブルが話の中で大きな要素を占めてるんですがドストエフスキー本人…

「クラシックCDガイド―現代の名演奏を聴く/石原 俊」が腑に落ちた

クラシックCDガイド―現代の名演奏を聴く/石原 俊 去年買った本です。買った時は 「なんだ?やたらとラトル指揮のCDばかり選ばれてるなー。え?この作曲家こんな少ししか選ばれてないの?それに比べてマーラー多くないか?うーん、偏向してるなー」と、ハテ…

ディケンズ「オリヴァー・ツイスト」

ディケンズ「オリヴァー・ツイスト」読了。やっぱりディケンズは面白い。とはいうもののこの初期の長編は完成度という意味ではもう一つかな?(他のディケンズの長編に比べると。です) 次は光文社新訳古典文庫版の「二都物語」を読みます(^^)

ロシア文豪の次は英国文豪

「未成年」のなかにディケンズの「骨董屋」の話が出てきます。 そして「未成年」の前に読んだ「アンネの日記」では、アンネの父親がディケンズの大ファン。 おー、みんなディケンズが好きなんだな!ということで僕もディケンズを読むことにしました(^^)。 デ…

ドストエフスキー/未成年

ドストエフスキー「未成年」読了しました。これで5大長編完読です。 相変わらずドストエフスキーの長編は面白いしスゴイです。圧倒的な力技。ドストエフスキー読んでると他の小説が物足りなく感じてしまいます。恐ろしい(^^) ウィキペディアには「未成年」…