4年ほど前に急に邦画にハマったことがありました。
それまで洋画派だったのですが、
突然邦画に目覚め、2000年以降のマイナーめの邦画を観まくり、
近年単館系邦画のクオリティの高さに驚いたものでした。
一年間でかなりの数観たんですが、記憶に残った中の一本に
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」があります。
どんな映画かは、検索してもらうとして
映画ラストの最高に救いのないエンディングで流れる曲がこれでした。
阿部芙蓉美 「私たちの望むものは」。
70年代フォークの神様。岡林信康の曲のカバーです。
これが、映画の余韻にバッチリはまってて最高に良かったのです。
とても良い映画だったんですが、この曲があったおかげで、
「良い」から→「最高」にグレードアップしたくらいのパワーがありました。
阿部芙蓉美というアーティストの個性に楽曲が合ってたということもあるのでしょう。
映画は相当見る人を選ぶと思うんですが、
曲に「お」と思った方は、よかったら一度是非。