ここ数日、小澤征爾指揮のマーラー(80年代後半から90年代にかけてのフィリップス録音)を聴いています。今日はこれ。
「マーラー交響曲5番」小澤征爾/ボストン交響楽団(1989)
小澤征爾のマーラーは今まで聴いてきた他の指揮者の演奏とあきらかに違う感じがします。いくつか聴いた印象では、まず各楽器のメロディが明確でスッキリわかりやすい。さらにリズムがキビキビしていて心地よい。そのかわりマーラーらしい混沌としてスケール感の大きな雰囲気はあまりないです。
5人位の指揮者のマーラーの同じ曲を聴いたら僕でもブラインドで当てられそうなくらいの結構な違い(^^)
「マーラーの5番をどれか一枚」となったら選ばないと思いますが、「どれか2枚」なら選ぶかも。いかにもマーラーな演奏とコレと。
実はなかなか個性的で面白い指揮者なのか?小澤征爾。そう思ってきつつある今日このごろです。