aniの「My Favorite Music」

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「シューマン:交響的練習曲」エデルマン

最近良く聴いてるシューベルトもなかなか把握しずらかった作曲家ですが、似たような名前のこの人もそうなんです

 

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シューマン:交響的練習曲、幻想曲、アラベスク」エデルマン(p)2009年

 

シューベルトは「未完成」という初心者をも虜にするキラーチューンがありますが、シューマンはそこまでの曲がない上に、評価が高いんだかそうでもないんだかいまいち判らない存在。今の時代まで曲が残って演奏されてるんですから凄い人には違いないんですが、先人後人に強力な人たちがいますからねー。歴史に残るのも大変です。


この曲を今日聴いてみたのはタイトルの「交響的練習曲」ってなんだ?という興味から。オーケストラによる練習曲なのか?そんな曲があるなら是非聴いてみたい、という好奇心。


聴いてみるとそんな謎なものではなく、交響的なピアノ練習曲でした。残念。。
。。ではなく、この曲が非常に良かったのです。どこが琴線に引っかかったかまだ把握できないんですが、こんなにシューマンに惹かれたことはなかったかも。


おそらくその大きな要素はエデルマンの演奏によるのかなと感じています。
初めて聴く曲で演奏者の優劣が付けられるのか?とも思うんですが、なんとなくわかるのが不思議。この曲でのエデルマンが好演奏をしてるであろうことが、聴いててひしひしと伝わってきます。演奏家の力量でぐんぐん曲の世界に引きずり込まれていく。そんな感じです。


こう、ひとつ突破口が開くとシューマンの魅力もぐんと身近になっていくのかも。それを期待し、これからが愉しみです。