これは以前取り上げましたが最近またよく聴いてるのでアンコールで
シェーンベルクといえば無調やら十二音技法とか個人的にはよくわからない系で有名な作曲家ですが、この初期の作品「浄夜」はそういう音楽とは全然違います。こちらはロマン派の行き着くところまでいった感じの美しいハーモニーがひたすら続くという夢のような世界(笑)
確かにここまで行ったら和声は追求しつくしてしまって、さらに進化しなくてはいけないと思うのが芸術家なんでしょうね。その先の音楽が一部の人にしかわからない世界でも。作曲家の野心と聴き手の望むバランスというのはなかなか微妙なものですね。