今週も戦前ブルース
「the original howling wolf1930-1931」ファニー・パパ・スミス
なかなかかわいらしい名前のファニー・パパ・スミス。彼にはもう一つの異名があってそれがこのアルバムのタイトルにもなっているハウリン・ウルフです。
ハウリン・ウルフといえば50~60年代に多くの傑作をチェス・レコードに残したブルースマンですが、実はこのファニー・パパ・スミスもハウリン・ウルフと呼ばれることがあったそうです。が、50年代のハウリン・ウルフはまさに名前の通りの強烈なだみ声でしたが、こちらのオリジナル・ハウリン・ウルフは狼的な雰囲気は特に無し(笑)。「ハウリン・ウルフ・ブルース」という持ち歌がヒットした事でその名前でも呼ばれていたということみたいです。
持ち歌といえば、”おれは自分の彼女を殺した”という内容の曲を歌っていたため、殺人罪で投獄させられてたこともあるそう。そんな馬鹿な(笑)
その音楽性に負けず劣らずエピソードも興味深いものが多い戦前ブルースです(^^)