毎週日曜のお楽しみ。NHK-FMの「かける×クラシック」。
今日はベートーヴェン特集でした。
本当は毎月テーマが決まっていて今月は「アイドル×クラシック」だったんですが。2020年はベートーヴェンの生誕250周年。さらにもうすぐ誕生日ということでイレギュラーな形での特集となりました。
イレギュラーと言えば通常はサクソフォン奏者の上野耕平さんとモデルの市川紗椰さんによる番組なんですが、ベートーヴェンといえばこの人ということで、こよなくベートーヴェンを愛する指揮者、クラシカルDJの水野蒼生が出演されていました。
いやー今日のは面白かったですね。
もともとマニアックな曲を流す番組で出演者も負けず劣らずなところが好きなんですが、やっぱりリスナーもヘビーなクラシックファンが多いんですね。
ベートーヴェンの曲の中の「神7」総選挙という企画があったのですが(今月のテーマはアイドルですからね)なんと、第九がまさかの6位ですよ。第九が!
勿論「運命」なんてランク外。あのベスト7は面白かったしなる程でした。
そんななか出演者3人が総選挙に投票した曲を流すコーナーで水野蒼生さんが選んだはピアノソナタ31番。これにグッときました。
後期三大ソナタの中でも32番は大好きで実は総選挙の投票もこの曲に一票投じたんですが(5位!!)でも31番もいいですねえ。凄く。
何度も耳にしててもそれほど心に届いてない曲が突然大好きになる。音楽ってそういうマジックがありますよね。自分がその曲に追いつけた瞬間なのか。よくわかりませんが。そんな、たまに訪れるマジックは音楽を聴くのを趣味にしてる自分の大きな醍醐味のひとつです。
そして番組終了後、31番に目覚めさせてくれた水野蒼生さんを検索して驚愕。
こんなビジュアルの指揮者がかつて日本にいたでしょうか!