aniの「My Favorite Music」

なるべくジャンルを問わず好きな音楽を

映画「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」

当時は全くの無名でありながら、現在では19世紀文学史上最高の詩人という評価もある女性詩人エミリ・ディキンソンの伝記映画を見ました。


その殆どの人生を自宅敷地内で過ごしたと言われる彼女なので、内気な女性を想像してたのですが全然違いました。真逆。自分にも厳しいのでしょうが人の過ちも許せない激しい性格です。


自分は詩を理解できない無粋な人間なので作中に何度も出てくる彼女の詩もわからないことのほうが多かったですが、真実を追求してその先に(彼女の住む世の中とは違う)幸福な美しい世界があると信じていたのではないかと感じました。
例えそれが彼女の詩のなかにしか存在しないとしても。

 

最後の方で彼女が妹に泣きながら語ります

 

「ヴィニー、なぜ世界はこんなに醜くなってしまったの?」