クラシックの楽しみ方は様々と思いますが、同曲異演奏聴き比べはかなり大きな楽しみの一つかなと思います。そんな楽しい聴き比べをしてみました。
これもいつも通り最近知った曲です。クラシック初心者なのでそういう曲は星の数ほどあります。ピアノ・トリオ(ピアノ三重奏)というとジャズでは定番ですが、クラシックではそんなに無い構成です。ジャズだとピアノトリオはピアノ、ベース、ドラムですが、クラシックでは、ピアノ、ヴァイオリン、チェロとなります。このクラシックのトリオ編成は僕としては凄く魅力的だと思うんですが、そんなに数多く楽曲が無いということは作曲しずらい何か理由があるんでしょうねー。
最初に聴いたのはボザール・トリオ。
このトリオは(トリオなので当然ですが)トリオ曲のスペシャリストです。
味わい深く曲の魅力も存分に発揮された演奏かなと思います。
そしてボザール・トリオと比較して聴いたのが、現代の人気ピアニスト、ピリスを中心とした演奏。
こちらはピアノよりちょっとヴァイオリンが頑張ってる演奏に聴こえます。
ボザール・トリオは各楽器が同じくらいに主張してる(または各楽器が同じくらい控えめに聴こえる)のに対して、ピリス版は各楽器の主張具合が様々に聴こえる、そんな印象でしょうか。
どちらが良いか?
どちらも良いです(笑)
曲を楽しみたいならボザール・トリオ。演奏を楽しみたいならピリス。か(^^)?
一曲で2度美味しい。いや、他にももっと違う楽しみを与えてくれる演奏が(きっと)あるんでしょうから美味しさは数限りない。
こういう楽しみ方は今まで聴いてた音楽には無かったと思います(ジャズもスタンダードをいろんなアーティストの個性で演奏しますが、即興の要素が大きいのでクラシックとはちょっと違う)。
この2つの演奏を味わい尽くして、また他の演奏を探してみたいと思います(^^)