仕事納めで帰宅後の1枚
「プレイズ、ボッケリーニ, ヴィヴァルディ & バッハ チェロ協奏曲」アントニオ・ヤニグロ (1959年)
ボッケリーニを聴くのは初。勿論この曲も初めて聴きます。
ボッケリーニって古典派だっけ?バロックだっけ?と思いながら聴き出したんですが聴いてるとどちらとも言えない感じ。調べてみると、ハイドン、モーツァルトと同じ時代に活躍した作曲家のようです。なのでジャンル分けすると古典派になるんですが、だけどそういう印象の曲ではないんですよねー。
困ったときのウィキペディアでチェックしてみると成る程どという説明がありました。以下引用
「ボッケリーニはハイドン、モーツァルトと同時代の作曲家でありながら、彼らとは一味異なる独特な作風を固持しているといわれる。つまりモチーフの展開を中心としたソナタ形式を必ずしも主体とせず、複数のメロディーを巧みに繰り返し織り交ぜながら情緒感を出していくのがその特徴で、時としてその音楽は古めかしいバロック音楽のようにも斬新なロマン派音楽のようにも聞こえる」
そう!確かにこの「チェロ協奏曲」はロマン派っぽい。でも「ぽい」けどロマン派ではない。その辺りの微妙な個性がかなり魅力的です。ボッケリーニ。この1曲で断然気になってきました。
ちなみにこのアルバムは1959年録音のステレオ盤。初期ステレオならではの気合の入った素晴らしい音質(^^)です。