aniの「My Favorite Music」

なるべくジャンルを問わず好きな音楽を

NHK FM「今日は1日アナログ・レコード三昧」

NHK FMで「今日は1日アナログ・レコード三昧」を聴いています。
名カッティングエンジニアの小鐡さんの話がオモシロすぎ。クロマニヨンズは1曲ずつ1枚ラッカー盤を切ってその音を元にCDのマスタリングをするそうです’(1枚のラッカー盤で複数曲切ると内周で音が悪くなるから)。すごー。あと山下達郎Ride On Time」のシングル盤のカッティングの苦労話も面白かったです。なるべくレベルを上げてカッティングしようとすると曲中でタムが強く鳴る箇所で音が飛んでしまうそう。何故飛ぶかというとタムの部分の溝が横の溝に食い込んでしまうからだそうです。それを飛ばないように、でも音圧を落とさないようにという、まさに職人的な一発勝負の作業。これまた、すごー。小鐡さんはJVCビクターの方なんですが、ビクターではCDでもアナログでもマスタリングの時はコンソールルームの照明と空調を止めるそうです(付けて作業すると音が悪くなるから)。あるとき事情があって小鐡さんさんが照明を付けたままマスタリングしたら、その出来上がったモノを聴いたビクターの社長から「音がおかしい。やり直すように」とダメ出しくらったそうです。恐るべしビクター社長(笑)。今はランタン付けてマスタリングしてるそうです。
例のテクニクスSP-10Rの音も(放送を通じて)一足先に聴けました。今は下北フラッシュディスクランチの椿さんとかレコ屋店長が語ってます(^^)
とか書いてたら、今すごいシングルがかかりました。ピストルズゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」のA&M盤。これは市場に存在してないハズのシングル。『Record Collector』紙による評価価格は110万円(笑)日本盤のシングルと聴き比べで流れましたが、ボトムの効き方がヤバイ。でも日本盤シングルも家で聴くCDの音と全く違って衝撃でした(^^)