オールタイムと名乗ってますが95年までなので古いです。多分2000年位に書いた文章。でもどのアルバムも今でも好きかな。順番は聴いた時期順です。古いアルバムでも聴いた時期が新しければ後半になります。というわけで。
1 佐野元春『バック・トゥ・ザ・ストリート』
中学生の頃サウンドストリート経由で好きになりよく聴きました。情けない週末とか好きだったな。
サムデイの時のツアー(札幌公演)が多分僕のライブ初体験。
2 RCサクセション『ラプソディー』
同時期にハマってたのがRC。これとかブルーが好きでした。後期だとカヴァーズか。
3 T.レックス『グレイテスト・ヒッツ』
洋楽で初めて好きになったのはなんだったかなあ。ボウイかこのT.レックスか…。
声が好きなんですよね、マーク・ボランの。今ならラップとかしたら合いそうな奇声かも。
4 デビット・ボウイ『ヒーローズ』
ボウイで特に好きなのはこれと『ロウ』。この2枚でファンになってその後ようやく出た新譜が
『レッツ・ダンス』で少々がっくりした記憶が(笑)。
5 ジョン・レノン『ジョンの魂』
音楽ってすごいな、と初めて本気で思った1枚。
6 ドアーズ『まぼろしの世界』
ファーストとコレは高校時代鬼のように聴きました。
ジョン・レノンとジム・モリソンのシャウトが僕のDEEP系絶叫ソウルシンガー好きの原点だと思ってます(笑)。
7 ゲルニカ『改造への躍動』
ゲルニカ、戸川純といえば、宝島(笑)。というわけで連動して随分ハマりました。
NHKのYOU(糸井重里司会のテレビ番組)に出てたゲルニカ時代の戸川純を初めて見た時のインパクトといったら…。
8 ペンギン・カフェ・オーケストラ『ペンギン・カフェ・オーケストラ』
最近また気に入って聴いてます。去年民族音楽のコンピ聴いてて4曲目の元ネタを発見したのがうれしかったです。
9 スターリン『虫』
天プラを最初にラジオで聴いたときは感動して笑ってしまいました。
10 アズティック・カメラ『ハイ・ランド・ハード・レイン』
スターリンも好きだけどアズティック・カメラも大好きでした。爽やかだけど聴いてて熱くなる一枚。
11 ブラック・ウフル『ショウケース』
スライ&ロビーの重くダビーなリズムが滅茶苦茶格好よかった1枚。この面子でのライブも失禁もののグルーヴでした。
あ、そういえばメンバーにサインしてもらったんだったな。あれどこいったんだろ。
12 戸川純『裏玉姫』
ファーストソロアルバムも大好きなんですが、よりパンキッシュな音がかっこいいこのライブを。
当時カセットオンリーで出たものです。玉姫ツアーに行ったのも懐かしい思い出。
13 キング・サニー・アデ『シンクロシステム』
ワールドミュージック初体験盤。高校の頃これのテープをテレコで鳴らしながら
自転車で30キロ先の街に中古レコ捜しに行ったりしてました(笑)。
14 パーラメント『チョコレート・シティ』
初めて買ったブラックミュージックはオーティスのベストなんですが当時はイマイチぴんとこなくて
で、2番目に買ったのがコレ。あまりにどす黒いファンクさに最初はなんじゃこりゃでしたが、
繰り返し聴くうちに解らないながらどんどん気持ちよくなっていったアルバムです。
15 マライア『うたかたの日々』
さすが清水泰晃!な時代先取りの名作だと思ってるんですが、どうでしょう。「視線」名曲。
16 矢野顕子『オーエス オーエス』
アッコちゃんは『峠のわが家』とかこの頃が大好きで。かなり思い入れて聴いてました。
17 大貫妙子『コパン』
大貫妙子も当時好きでした。あんまりヨーロッパっぽいよりこれくらいの方が好み。
18 スティービー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』
2枚組+シングルという大作で、お金のない高校生としては相当思いきって買った記憶があります。買ってよかった!
19 暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』
衝撃のファーストアルバム、なんですが当時田舎にいた僕は購入できず。
しかたなくラジオからエアチェックした数曲とスタジオライブを聴きまくって我慢していました。
買ったのは数年後上京してから再発になった2NDプレスのヤツです。今聴いてもやっぱりスゴイ。
日本のロックで一番好きなアルバム。
20 暗黒大陸じゃがたら『君と踊りあかそう日の出を見るまで』
そのじゃがたらのさらに衝撃だったライブ盤。A面のテンションの高さは何なんだ?。凄いバンドでした。
21 イアン・デューリー・アンド・ザ・ブロックヘッズ『ドゥ・イット・ユアセルフ』
大好きな一枚。ブロックヘッズのファンキーな演奏も、毒と愛嬌が同居ししたような歌声も最高。
22 スペシャルAKA『イン・ザ・スタジオ』
ジェリー・ダマーズの才気爆発の傑作。ロックやスカやジャズやファンクを暗ーく混ぜ合わせた独自の世界です。
イギリスでの解放運動の火付け役となったという名曲「ネルソン・マンデーラ」収録。
23 ヴァン・モリソン『アストラル・ウイークス』
ある日突然彼の声が苦手になって最近はヴァン・モリソン聴いてないんですが、でもこのアルバムだけは別。
ジャジーなというよりジャズなR&Bサウンドはかなり不思議な感じ。
24 泉谷しげる『80のバラッド』
名曲だらけのアルバムですが、中でも「流れゆく君へ」は何度聴いてもゾクゾクします。
25 大瀧詠一『Let's Ondo Again』
ある意味『ジョンの魂』やジェイムス・カー並の衝撃を受けたアルバム。
その勢いで無理してナイアガラボックスもブラックボックスも買いました。
26 ファンカデリック『ワン・ネーション・アンダー・ザ・グルーヴ』
ブラックミュージックって凄い!となったきっかけの1枚。
カット盤アナログを980円(くらい)で購入。もちろんオマケの7インチ付き。
27 エルフィ・スカエシ『ベスト・オブ・エルフィ・スカエシ』
インドネシアのダンドゥットの女王。これで歌謡に目覚めた?。歌うますぎ。
28 ボビー・ウォーマック『ソー・メニー・リバース』
歌ものソウルが好きになるきっかけになったアルバム。そろそろ本格的にソウルへ足をつっこみだします。
29 アイズレー・ブラザース『3+3』
最初に買ったアイズレー、で一番好きなアイズレー。音も格好良かったけど
ロック中心に聴いてた当時の僕が新鮮だったのはロナルドの粘っこい歌声でした。
30 アラン・トゥーサン『サザンナイト』
ニューオーリンズの天才プロデューサーの傑作ソロ。黄昏たタイトル曲は何度聞いたことか。アレンジもスゴ。
31 ジェームス・ブラウン『セックス・マシーン』
最初に買ったJB。そのちょっと後の武道館でのライブも見ました。
前座の細野晴臣がブーイングされててかわいそうでした(笑)。
32 プロフェッサー・ロングヘアー『ニューオーリンズ・ピアノ』
ニューオーリンズR&Bの原点。その後のソウル、ファンクへの影響力は相当デカイ。
それにしてもこんなに何度聞いても飽きず、聴く度新鮮なアルバムも珍しいです。
33 マービン・ゲイ『ワッツ・ゴーイン・オン』
最初に聴いたときは、こんな完璧なアルバムがあるなんて、と度肝ぬかれました。
34 トム・ウエイツ『レイン・ドッグス』
男臭く(ホントに臭そう)退廃的な独特のトム・ウエイツ・ワールドにやられました。前作も甲乙付けがたい。
トム・ウエイツは基本的にはその後もずっと一緒だと思うんですが、このころは曲と音のバランスが絶妙。
35 プリンス『パレード』
神憑り時代のプリンス。この頃は他にも名義を変えていろんなアルバムに参加したりプロデュースしたりして、
しかもどれも高水準という天才ぶりを発揮してました。プリンスは僕の青春。
36 ムーンライダース『Don't Trust Over Thirty』
これは聴きまくったなあ。ライブも行きましたがそれはあまり…。
というかこのアルバムをそのままライブでやろうというのが無茶。
37 ネヴィル・ブラザース『ネヴィライゼイション』
ニューオーリンズファンクが好きになるきっかけのアルバム。ちなみにこれはCDで購入、
ちょうどこの頃初めてCDプレーヤーを購入したのでした。
38 ミーターズ『ルッカ・パイ・パイ』
そのネヴィルズの前身バンド。初めて聴いたときはびっくりしたものです。この強烈にシンコペイトしたドラム!。
当時ミーターズは中古しか手に入らずしかも入手困難、かなり苦労して買ったのでいまだに愛着ある一枚。
39 リー・ドーシー『イエス・ウイ・キャン』
大瀧詠一がラジオでかけててあまりの格好良さに捜しまくって中古屋で入手したアルバム。
その後アラン・トゥーサンがプロデュース、演奏がミーターズと知って納得。
40 じゃがたら『裸の王様』
じゃがたら3枚目の選出。とにかくハタチ前後の数年間はじゃがたらにハマってました。
出不精の僕には珍しくライブも何度も行ったし、ソウル・バーで偶然ベースのナベちゃんに会ってお話させて
もらったり、とにかくいろいろ思い出深いバンドです。
41 ランディ・ニューマン『セイル・アウェイ 』
矢野顕子がカバーしてた、サイモンスミスと踊る熊(なんて素敵なタイトルなんだ)目当てで買ったアルバム。
訳詞読まない僕が、対訳読みながら聴いてしまう数少ない1枚。
42 ジェイムス・カー『ユー・ガット・マインド・マイ・メスド・アップ』
生涯の一枚。この一枚で一気にどっぷりソウルの世界へ突入しました。衝撃だったな。
43 スペンサー・ウイギンス『ソウル・シティ・USA』
そのジェイムス・カーに負けずとも劣らない1枚。オールド・フレンドの後半のファルセットになる所が鳥肌!
44 JB'S 『フード・フォー・ソート』
ファースト。内容はセカンドが好きなんですが、思い入れでコッチを。
靴脱いで店内に入る時代のマンハッタン・レコードのセールで購入。
45 カーティス・メイフィールド『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』
このシンプルで緊迫感のあるグルーヴは、マービン以上の衝撃でした。
暖かいファルセットボイスも大好き。もちろんインプレッションズ時代も。
46 キャンディ・ステイトン『スタンド・バイ・ユア・マン』
女性ソウルシンガーの完璧盤。可憐でディープな歌もフェイムギャングによるバックも、隅々まで好きな一枚。今はこのセカンドとファーストの曲も入ってる編集盤で聞けます。
47 アレサ・フランクリン『貴方だけを愛して』
このタイトル曲も最初に聴いた時はインパクトありました。
声を張り上げたりシャウトしたりしてるわけじゃないのに、なんなんだ?この濃厚なソウルは?と。
48 サム・クック『ザ・マン・アンド・ヒズ・ミュージック』
"ソウルシンガーとはサム・クックの影響を受けたシンガーの事だ"
そんな文を読んだことがありますが、そんな風に乱暴に言いたくなるくらいの重要人物。
甘くスムースな歌声に聞こえて実は、無茶苦茶DEEPでソウルフル。深いっす。
今は廃盤なのでコチラのベストをどうぞ。
49 ザップ『ワンダー”ザップ”ランド』
中心人物のロジャーは80年代以降に活躍したアーティストのなかで僕がソウルだな、と感じる数少ないアーティストです。
黒人音楽の伝統を感じるアーティスト、と言い換えても可。殺されてしまったのが実に無念。
50 O.V.ライト『メンフィス・アンリミテッド』
最高のディープソウルシンガー。アルバム全部名作!な人ですが、特にこのアルバムはバックのHiリズムが
最高潮時の演奏で天下無敵。無駄が一切無く、強力にグルーブしつつ歌伴に徹するスゴサ。
51 アン・ピーブルズ『アイ・キャント・スタンド・レイン』
これもHiレコードの傑作。アン・ピーブルズは押さえたディープさが魅力の女性シンガーで大好きな歌手。
で、これもHiサウンドが強力です。別に普通にリズムキープしてるだけなのに、どーしてハワード・グライムズの
ドラムを聴いてると気分が高揚してくるんだろう。
52 オーティス・クレイ『ライブ』
伝説の日本公演のライブ盤。異国の地でぎこちなくも賢明に観客とコミュニケーションする感動ライブ。
本国じゃなかったからこそ出来た名盤なのではないでしょうか。
53 ソウル・チルドレン『ファインダー・キーパーズ』
鋼鉄の喉を持つ男、Jブラックフット(ジョン・コルバート)が在籍した強力グループの傑作。
ソロになってからのJブラックフットのライブを見ましたが、人間が発してる音を超えてました(笑)。
54 ルイ・ジョーダン『ザ・ベスト・オブ』
ジャンプやR&Bも好きなんで選びたかったんですが入りきらなかったのでコレを代表で。
ジャンプ、R&B、ジャイブ、などソウル以前の様々な要素を持つR&Bの王様。
聴いてるとこの頃がブラックミュージック最良の時期か?と思ってしまったり。
55 ミュートビート『ラヴァーズ。ロック』
東京から北海道まで寝台で行ったとき、十数時間ずっと繰り返し聴いて大好きになったアルバム。
雪景色にミュートビートは合います。一度だけ見たライブがまた強烈な印象。
56 エレファントカシマシ『浮世の夢』
3枚目まではどれも好き。そろそろ偏屈な変人がブツブツ大声で独り言いってるよーな妙な世界に入りかけてます(笑)。
当時のライブはさらに宮本のボーカル大爆発で凄かったですが、歓声ゼロ、アンコールの拍手ゼロ(満員なのに)という
これまた奇妙な世界でした。
57 ブライアン・ウィルソン『ブライアン・ウィルソン』
聴いてると切ない気分になりまくりの名作です。詞がまた切ない。
数年前にリマスター盤が出た時、買い換えようと思って処分してしまったんですが
お金が無くていまだに買ってないのが、これまた切ないです。
58 マディ・ウォーターズ『ザ・ベスト・オブ』
ブルースというとBBキング的な音楽が頭に浮かび、当時長いギターソロとか苦手だったので
なかなか聴く気が起きなかったんですが、このCDで一気に開眼しました。
しまった!ブルースってこーいう音楽なのか。だったらもっと早く聴いておくんだった、って感じ。
59 ボビー・ブランド『ヒアズ・ザ・マン~トゥー。ステップ・フロム・ザ・ブルース』
大名盤の2in1CD。ブランドのスケールの大きな歌声が素晴らしいです。バックも最高。
60 ジュニア・ウエルズ『フードゥー・マン・ブルース』
これはブルースハープ開眼盤。ファンキーでヤクザなサウンドはいつ聴いても格好いいっす。
61 レイ・チャールズ『ザ・バース・オブ・ソウル』
レイ・チャールズは日本での評価が低すぎると思うんですが気のせい?。50年代の彼は70年代のスティービー、
80年代のプリンス以上に神憑りですよ。
62 ジミー・ルイス『トータリー・インヴァルヴド』
語りながら歌い歌いながら語る、大好きなソウルのSSW。しかも猛烈DEEPなんだからこりゃ堪らないです。
63 フェアグラウンド・アトラクション『ファースト・キッス』
エディ・リーダーの飾らない歌が弾ける楽しい一枚。一曲目の歌詞の「愛を言葉で語るのは、ボクシング
グラブをはめたまま針に糸を通すようなもの」(ピーター・バラカン訳)なんて、いいっすね。
64 ネヴィル・ブラザース『イエロー・ムーン』
え!これがあのネヴィルズ!?と、当時相当驚いたアルバム。プロデュースを手がけたダニエル・ラノアは
この仕事の実績だけで天国へ行けます(笑)。同時期に出たラノアのソロも大好き。
65 ソウル II ソウル『Vol II 1990 A New Decade』
米国ソウルのファンのクセに当時ニュージャックスウィングが苦手で、グラウンドビート派でした。
ファーストよりこのセカンド、あとキャロン・ウイラーのソロとか聴きまくりました。
66 サンディー『マーシー』
このアルバムでの久保田麻琴の仕事っぷりには仰天でした。その後のインドネシアなどアジアでの仕事が
これまたどれも面白くてワクワクして聴いていました。
67 ボビー・チャールズ『スモール・タウン・トーク』
これも最高の一枚だなあ。夏暑くなると聴きたくなってくる風鈴のようなアルバム。
68 シニード・オコナー『蒼い囁き 』
ロックをすっかり聴かなくなってた頃に、なんとなく購入してハマってその年一番よく聴いたアルバムとなった一枚。
とにかくシニードのボーカルのファンなんですが、なんと引退してしまうそうで…残念。
69 ネーネーズ『IKAWU』
今様沖縄ポップな感覚がとても新鮮だったアルバム。ちょっとチープなサウンドですが
そこも含めてかわいくて良かったです。その後はよりプロなサウンドになっていきますが、僕はこっちが好き。
70 オーネット・コールマン『ヴァージン・ビューティ』
初めて聴いたオーネット・コールマンがコレなので、オーネット=悦楽ファンクとなっちゃってます、僕の中では。
なのでその後オーネットの他のアルバム聴いても全部悦楽ファンク的に聞こえちゃうのが我ながら怖ろしいです。
71 オムニバス『コンビット~バーニング・リズム・オブ・ハイチ』
「羊たちの沈黙」の監督(というかこの場合「ストップ・メイキング・センス」の監督か)ジョナサン・デミによる
ハイチ音楽のコンピレーション。カリブ海周辺って音楽の宝庫。
72 カルトーラ『人生は風車~沈黙のバラ』
長い間ブラジル音楽食わず嫌いだったんですが(現在は好物)このアルバムは最初から大好物。
こういう音楽が生活レベルで息づいてるブラジルってやっぱりすごい。
73 ユッスー・ンドゥール『セット』
いろんな意味で個人的思い入れの深いアフリカのアーティスト。先日見たライブでその思いをさらに強くしました。
74 ファニア・オール・スターズ『ライブ・アット・ザ・チーター vol.1』
ラテンも実は苦手なものが多いんですが、これは文句無しの愛聴盤。その時代の勢いを感じます。
75 オルケストル・ヴェヴェ『ベスト・オブ・オルケストル・ヴェヴェ』
コンゴ(ザイール)のリンガラといえばフランコですが、なぜかこのオルケストル・ヴェヴェを愛聴してました。
といってもフランコ一味ですし、やってる音楽は同じなんですが(笑)。
76 トマス・マプフーモ『コラプション』
衝撃の一枚。これ聴いて僕の中でジンバブウェはアフリカの中でも特別な存在になりました。
とにかくリズム。その麻薬的に中毒性のある気持ちよさ。
77 ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン『SHAHEN - SHAH』
これがまた衝撃の一枚でして。衝撃多すぎてすみません(笑)。
パキスタンの宗教音楽(カッワリー)なんですが、その声の表現力は半端じゃないです。
ジャズとゴスペルを足してから虎の穴(パキスタン支店)に送り込んで徹底的に鍛えた音楽、そんなインパクトです。
残念ながらお亡くなりになりましたが、一度でもライブを見れて幸せです。
78 キング・カーティス『ライブ・アット・フィルモア』
このライブは1曲目につきます。最高っす。同日収録のアレサのライブ盤もグレート&マスト。
79 チャールズ・ブラウン『オール・マイ・ライフ』
40~50年代に一世を風靡したR&Bシンガーの渋ーい'90年盤。魅力が衰えてるどころか増してるのでは?
80 『ソウルフィンガーズ』
ピーター・バラカン選曲のブルーノート系オルガン・ジャズのコンピです。ソウル・ジャズにハマるきっかけ。
81 ヒューマン・ボディ『メイク・ユア・シェイク・イット』
ザップのロジャーがプロデュース。本家ザップ以上の出来なのでは?という充実のアルバム。隠れ名盤?。
82 リントン・クウェシ・ジョンソン『Tings an' times』
レゲエのリズムにのせ詩を語るリントンはもちろん、デニス・ボーヴェル、ジョン・カパイ等バックが素晴らしいです。
83 桜川唯丸 with スピリチュアル・ユニティ『ウランバン』
ファンク化した江州音頭。根のある音楽は強いなあ。唯丸師匠の泥臭い歌声が素敵なバラード(?)も大好き。
84 デティ・クルニア『ダリ・スンダ』
インドネシアの女性歌手の久保田麻琴プロデュース盤。日本の童謡『砂山』での日本語のうつくしさにうっとり。
85 オーティス・レディング『オーティス・レディング・ストーリー』
実はオーティスをわかるには随分時間がかかりました。それだけ偉大だって事なのかもしれません。
今ではオーティス専用にワンセット、オーディオを組みたいくらい好きです。
86 フェイルーズ『愛しのベイルート』
アラブの歌姫。レバノン出身のフェイルーズ。最初聴いたときは"普通のポップス"で肩すかし気味だったんですが
繰り返し聴くうちにこの声の虜になってしまいました。来日という奇跡はないんだろうか。
87 ロード・キチナー『ゴールデン・イヤーズ・オブ・カリプソ 3』
前世はトリニダード人だったのでは?と思うくらいカリプソは聴いてて染みます。しかも何度聞いても飽きない。
このアルバムなんて何度聴いても幸せ。そのせいか、こんなに好きなのにカリプソのCDって増えないんですよね(笑)。
88 マイティ・スパロウ『mighty sparrow volume two』
これもカリプソ。70年代前半録音のマイティ・スパロウはちょっとファンキーな味もあって大好物です。
89 ローランド・カーク『コンプリート・マーキュリー・レコーディングス』
カーク大好き!ソウルフルで、ファンキーで、ブルージーで、上手くって、ユーモアと歌心があって、明るくて
格好付けてなくって、一度に3本管楽器を吹いて、フルート吹き語りもして、鼻でフルートも吹いて…(以下略)
90 アルバート・アイラー『スイング・ロウ、スイート・スピリチュアル』
フリー系のサックス奏者ですが、このアルバムは僕にはまるっきりゴスペルに聞こえます。
でもこんな感動的なゴスペルアルバムはゴスペル界にもそうは無いように思います。
91 セロニアス・モンク『アローン・イン・サンフランシスコ』
モンクのソロピアノものは何枚も出てますが、どーいうわけかコレが好きです。
聴いてるととてもリラックスできるので、一時期夜中になるとこればっかりかけてました。
92 アレステッド・デヴェロップメント『テネシー(遠い記憶)』
これは当時新鮮でした。オーガニックで暖かみ溢れるヒップホップ。先日、リーダーだったスピーチのライブを
見たんですが、持ち味変わらずでも地力はアップな印象で非常に良かったです。
93 ファーサイド『BIZARRE RIDE II THE PHARCYDE』
やんちゃでメロウな歌心抜群の楽しいヒップホップ。12インチもよく聴きました。
94 エディー・リーダー『エディー・リーダー』
初ソロアルバム。フェアグラウンド時代よりちょっと落ち着いた味わいで、これもまた良いです。聴いた回数では
フェアグラウンド以上。特に録音がいいわけではないんですが、オーディオ始めた頃はチェックCDとして多用しました。
95 マシュー・スイート『ガールフレンド』
ジャケ良し、曲良し、音良しの名作。これもよくオーディオチェックに使ってました。
96 中森明菜「歌姫」
昭和の歌謡曲の名曲をカバーしたアルバム。ここでの中森明菜の歌は濃厚に歌謡風なのに
大衆にではなく自分に歌いかけてるようで、ちょっと不思議な歌いっぷりです。
97 ラテン・プレイボーイズ『ラテン・プレイボーイズ』
年齢性別国籍不明サウンド、でもってめっちゃくちゃファンキーでブルージー。イカす!。
98 スヌープ・ドギー・ドッグ『ドギースタイル』
Gファンクを代表する一枚。ドクター・ドレの音づくりもさすがだけど、やっぱりスヌープが非凡。
「エイント・ノー・ファン」はCKBもパクった隠れ名曲。
99 ボーイズ II メン『II』
ベイビーフェイスのペンによる『エンド・オブ・ザ・ロード』で90年代男性R&Bコーラスブームを切り開いた
彼らのセカンド。エンド・オブ~と並ぶ名曲『メイク・ラブ・トゥ・ユー』収録。ベイビーフェイスは偉大です。
100 TLC『クレイジー・セクシー・クール』
当時、ワールド系やその他のジャンルに興味が移っていたんですが、ボーイズ II メンとコレを聴いて
一気にブラックに戻った感があります。ソウルが終わり、R&B黄金期の始まり。