未知の曲と出会う日々が続くクラシックの旅ですが今日はおなじみの曲の編曲違い。
「ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー」レヴァイン、シカゴ交響楽団(1990)
この「ラプソディ・イン・ブルー」。僕がいままで聴いていた「オーケストラ・バージョン」ではなく、「1924年オリジナル・ジャズ・バンド稿」で演奏されています。
というか今日初めて知ったんですが「ラプソディー・イン・ブルー」ってアレンジしてるのは別の作曲家なんですねー。ウィキペディアで調べてみると
1)1924年。ガーシュウィンが2台のピアノ用に作曲
2)同年。グローフェがジャズ・バンド用にオーケストレーション
3)1926年。グローフェがオーケストラ用に再編曲
このあといろんなバージョンがあって
4)1942年。グローフェ稿を基本としフランク・キャンベル=ワトソンが改訂
この4が今一般的に演奏されているものだそうです。全然知らなかった。
で、この1924年オリジナル・ジャズ・バンド稿での演奏ですが「おーこんなにオケ版と違うのか!」という感じ。ジャズ・バンド稿とはいっても全然クラシックではあるんですが(演奏もシカゴ響だし)編成が小さいせいかキレがよくて軽快、パワフルです。指揮&ピアノのレヴァインも演奏上手い!
一般的なオケ版ラプソディー・イン・ブルーしか知らない方は一聴の価値アリ。です(^^)